「アデペシュ」って、結局どんなインテリアブランド 日本なのか

インテリアブランドは数えきれないほどあるが、アデペシュという名前を聞いたとき、真っ先に浮かぶのは「なんとなくおしゃれ。でも、ちゃんと使えるのか?」という疑問かもしれない。
アデペシュは、家具・インテリア・雑貨までを幅広く扱うライフスタイルブランドだ。
テイストは一貫していて、ナチュラルを軸にしながら、無骨さやヴィンテージ感をほどよく混ぜている。
いわゆる“映えるだけ”のブランドではない。
写真を見て終わりではなく、部屋に置いたあとの空気まで想像させるのが特徴だ。
例えばチェアやテーブルを見ると分かりやすい。
主張は強くないが、形や素材にクセがあり、部屋全体の雰囲気を静かに引き締めてくれる。
「家具が主役」ではなく、「暮らしの背景」になるデザインだ。
価格帯は決して安くはない。
ただ、そのぶん中途半端な妥協は感じにくい。
木材の質感、座面の張り、金属パーツの仕上げ。
細部を見れば、長く使う前提で作られているのが分かる。
アデペシュが向いているのは、とにかく安く揃えたい人ではない。
一方で、
- 「部屋の雰囲気を雑にしたくない」
- 「流行より、自分の感覚を大事にしたい」
そんな人には、かなり相性がいい。
また、公式サイトの作りも特徴的だ。
情報は多すぎず、説明も過剰ではない。
選ぶ側に委ねる余白があり、自分の生活にどう馴染むかを考えさせてくる。
アデペシュは、勢いで買うブランドではない。
何度か見返し、迷った末に選ばれるブランドだ。
だからこそ、一度部屋に入ると、簡単には手放したくなくなる。
「これでいい」ではなく、「これがいい」と思わせる家具が揃っている。
インテリアに少し本気になりたいなら、アデペシュは確実に一度は見ておくべき存在だ。
